富山の冬といえばグルメ・温泉・雪景色の三つがやはりおすすめです。特にグルメは寒ぶり・げんげ・紅ズワイガニなど富山ならではの味覚があるので旬の時期に一度入ってほしいものです。ぜひこの記事を参考にして旅行を計画してみてください。
富山の冬、1-2月の楽しみ
富山の冬の楽しみをまとめてみました。
グルメ
脂がのっていて非常に魚が美味しくなるシーズンです。
- 寒ぶり(氷見ぶり) 11月後半から2月頃まで
- 紅ズワイガニ
- 香箱ガニ
- げんげ
雪化粧した美しい観光地
どうしても自然現象なので、行ったら溶けていたということもあり得るので公式ホームページで最新情報を手に入れたり、ライブカメラなどもチェックしたりすると良いでしょう。
- 五箇山(雪に包まれた日本の原風景)
- 雨晴海岸や氷見市の海岸(雪化粧の立山連邦をパックに写真)
- 宇奈月温泉(雪と花火)
- 黒部渓谷トロッコ(冬場は基本閉鎖しているが2・3月の特定日に特別運行あり)
温泉
寒いほど恋しくなる温泉。冬はシーズンともいえますね。
- 宇奈月温泉
- 氷見温泉
富山の雪は深い?1・2月に特別な装備はいる?
日本海といえば、雪が降り続くイメージがありますが、富山市や氷見市などの平地はすぐに溶けてしまうのでそれほど積もることはなく、道の脇に少し積もっているようなイメージで考えておいて良いと思います。ただし統計的には3分の2ぐらいの日は雪が降っているので、晴れている日は少ないと考えておいて良いでしょう。
日本昔ばなしのような雪が積もっている風景を見たい人は、五箇山などの山に行くと良いと思います。宇奈月温泉などでは山には雪が積もっていますが、温泉街は水が道に出る仕組みがあり、雪が溶かされているので、靴やコートは普通の冬のもので十分で厳重な装備までは必要ないと思います。たまに雪が積もっているところを歩くので長靴を持って行くと濡れなくて済みます。私はくるぶしを覆うトレッキングシューズで行きました。
富山市 2023年 1月
- 平均気温 3.7度 (東京より3-4度寒い)
富山市 2023年 2月
- 平均気温 4.2度
寒ぶり 富山の冬のグルメの王様
右の大きなのが「ひみ寒ぶり」。隣の鯖や幼魚の頃の「ふくらぎ(はまち)」と比べると大きさが歴然としています。
ぶりは一年中取れますが、最も美味しいのが寒ぶり。寒ぶりは富山を代表する魚ですが、その中でも美味しいのが氷見市で取れるブランドぶり「氷見ぶり」です。氷見ぶりは6kg以上のものでないと認定されず、11月下旬以降に6kg以上のものが取れると「氷見ぶり宣言」がされます。(2023年度は12月下旬に宣言がされ1月終わりに終了になりました。)氷見ぶりの中でも10kg以上のものは別格の味わい。ランチとかで食べても軽く一万近くするのでいわゆる食通向けになりますが、遠方から来られる際には試してみても良いのではないでしょうか。
氷見市では寒ぶりを前面に出してアピールしていて、氷見市出身の漫画家藤子A不二雄
おすすめのお店 ばんや料理ひみ浜
10kg以上の特別な氷見ぶりを食べたい人は氷見にあるばんや料理ひみ浜というお店がおすすめです。2ヶ月前から予約可能で早めに予約を入れるのがベストですが、余裕があるときは直近でも少し予約を入れているので公式のInstaをチェックしてから行くと良いと思います。漁次第なので、10kg以上の素晴らしいぶりが手に入れられないときは食べられない時もあるそうです。
写真はぶり三昧コースです。このコースでは前菜、刺身、塩焼き、ぶりしゃぶ、氷見うどんとデザートがついてきます。
ぶり三昧コース お一人11,000円(税込)
ぶりしゃぶコース お一人14,300円(税込)
テーブル席がメインですが玄関の近くには囲炉裏があり、囲炉裏の近くでも食べることができます。
バイ貝やこだわりの豆腐などの前菜も出てきますよ。
刺身の肉は腹のものです。この中トロ並みの脂肪が見えますでしょうか。普通の寒ぶりとは全く違います。
塩焼きもこの通りふっくら。
ぶり大根も出てきます。少し脂っこいので大根との相性は最高です。
10kgぶりのツヤツヤ感を見てください。メタポなぶりを厳選しています。こちらは背の肉です。シャブじゃぶ用ですが、刺身としても食べられます。
ぶりしゃぶの鍋。
締めは氷見うどん。ご飯にすることもできますが、なかなか美味なのでぜひ食べてみてください。素麺とうどんの中間ぐらいにの細さでもちもちとして、お餅のような旨味があります。氷で締めた方が美味しい気がします。
魚市場食堂
氷見で一番新鮮なブリが食べられる食堂です。
配膳ロボットもいます。液晶の端末でオーダー。
ぶり丼は時価なのですが2000円ぐらいで汁物がつきます。炙ったぶりの他いろんな部位があり飽きずに食べることができます。こちらでは10kgぶりは出てこないのですが、新鮮で筋肉質なぶりを堪能できますよ。
朝はせりをやっていますが、震災後の見学は不可とのこと。
帰りには藤子・A・不二雄さんの資料館や怪物くんストリートなどで、写真を撮って帰るととても楽しいです。
げんげ 幻の深海魚 9月から5月
冬に限った魚ではないのですが、富山に行ってぜひトライしてもらいたいのが、げんげです。ゼラチン質が多いため竜田揚げにするとトロッとした感じがあり、食通を唸らせる感じがあります。昔は調理法が確立されておらず、すぐ悪くなってしまうため使いにくいことから「下の下」という意味でげんげと呼ばれていましたが、近年では流通が良くなり幻の魚として知られるようになっています。
おすすめの店 海風亭
美味しんぼでも紹介されたお店で、げんげの竜田揚げを発明したお店として知られています。高級感がありながらランチは2000円程度から、夜でもコースは4000円-6000円ぐらいと都会に比べるとかなりお安め。技術は都会で修行された繊細で華やかな感じがあるので食通の人も大満足でしょう。
バイ貝を炊き込んだバイ飯は魚津の名物。少し時間がかかりますので早めに頼んでおくと良いでしょう。
紅ズワイガニ
冬の五箇山
12月
雪が降ったり溶けたりを繰り返し、多いと1ⅿほど積もります。 下旬に根雪になり雪のシーズンに突入
1月
完全な冬装備で防寒対策が必要で積雪は50~150㎝ほど
2月
多い時で4mほどと一番雪が多い季節
冬の雨晴海岸
冬の宇奈月温泉
冬の宇奈月温泉は、私がいったときは雪が少し山に積もっており、渓谷沿いのホテルにある露天風呂から雪見風呂を見ることができました。
毎年恒例の宇奈月温泉雪上花火大会。花火の打ち上げは期間中毎週土曜日20:30からを予定。
冬の澄み切った空に色とりどりの花火が打ち上げられ、迫力ある音が響き渡ります。花火は温泉街一帯から見ることができます。ぜひ温かい温泉に入ったあと、冬の宇奈月を彩る花火を見に来てください
冬の黒部渓谷トロッコ
author:Kent Sasaki