
サンカラホテルにはライブキッチンを備えたokasとカジュアルなayanaの二つのレストランがあります。夕食はayanaはスタンダードプラン、okasはジュニアスイート。スイートプランになります。スタンタードのプランでも6000円ほど払うとokasにアップグレード可能なので相談してみましょう。グルメな人はぜひ作っているシーンも見られるokasを選んでみると良いでしょう。ayanaは好きなものをメニューから組み立てられるので、自分で食材を選びたい人や好き嫌いが多い人にお勧めです。また一皿の量も多く、デザートはビュッフェで食べ放題、またパンがたくさん出てくるので、リーズナブルにお腹いっぱいにしたい人もいいと思います。連泊の人はレストランを変えて楽しむのが良いと言っている人もいました。
okas 屋久島の素材をたっぷり取り入れた自然派フレンチのフルコース。量より質をとるグルメな人は迷わずこちらを選びましょう。
ayana ヨーロッパ各国料理に九州料理を取り入れたプレフィックススタイル(前菜と主菜を選べるスタイル)。パンやデザートをたくさんいただきたい人、メニューは自分で組み立てたい人などはこちらがおすすめ
サンカラのレストラン「okas」
ライブを楽しめるカウンター席のほか、海を見ながら二人だけの時間を過ごせる半個室もあります。ホームページには個室があると書かれていたので、興味のある人は相談してみてはいかがでしょうか。17時半からスタートなので、季節によってはまだ明るい時間なので景色が楽しめます。
天井は高くシーリングファンが回っています。
スイート、ジュニアスイートの人は部屋から海が見えますが、スタンダードプランの人は見えないので、海が見える席をリクエストしておくのもいいのではないかと思います。(断られるかもしれませんが。。)
カウンター席。器やグラスも美しく並べられています。ちなみにこの島津薩摩切子のグラスはギフトショップで8万ほどで売っていてビックリ。しっかり美しさを味わいたいものです。
カウンター席からは調理している様子を見る事ができます。派手なパフォーマンスは少なめですが、炭火焼きなど火が大きくなる場面もあります。
ヤクザルとヤクジカのオーナメントがお出迎えしてくれます。二日目以降は飛魚など中身も変えてくれます。
前菜はミズイカ。カラスミのパウダーがかかっています。写真からも伝わる新鮮さ。
パンは量が少なめでしたが、とても質が高く美味しかったです。オリーブオイルも良質。
続いてカツオ。花のようなものは大根。麦味噌をつけて食べます。緑のソースは大根の葉を使ったもの。
泡が立っていてよく分かりにくいのですが、貝の中にあるのは夜光貝とサフランのリゾット。長命草と合わせています。夜光貝は種子島以南で取れる巨大な貝で、味も食感も良いのでお勧め。この夜光貝の大きさはグラスやお箸と並べているのでよくわかると思いますが、かなりでかいです。私は喜界島でも夜光貝を食べた事があるのですが、その時に出てきたものの4倍ぐらい大きかったです。これは一見の価値あり。
アズキハタの炭火焼き。炭火の香りの中にクレソンや春菊の苦味がありいっそう美味しく感じさせます。「屋久の慈雨」というオリジナルの焼酎を使って風味を出しています。
なかやま黒牛と人参。なかやま黒牛はサンカラで昔から使っているブランド和牛だそうですが、つい最近、全国和牛能力共進会で優等賞1席・農林水産大臣賞を受賞し、最優秀枝肉賞などを獲得したばかりだそうです。部位はロース。割とサシは少なめで食べやすい感じに仕上がっていました。甘いニンジンが付け合わせ。
デザートは写真を撮り忘れてしまいましたが、焼き蜜柑とべにふうきという紅茶を使ったゼリーにアイスクリームを合わせたものともう一種ありました。食後にはコーヒー・紅茶・ハーブティーがあります。
サンカラのレストラン「ayana」
カジュアルレストランのayana。朝食は全てのプランでayanaになります。
朝一に行くと写真のようにレストランから朝日が見えるかもしれません。焼きたてパンも。小さなホテルなので、あまり混まないのもすごくポイントです。
朝食
7:00~10:00 (L.O.)ホームページは7時からと書かれていましたが、私が行ったときは6時45分スタートでした。
5つの中からメインを、サラダ・フルーツ・前菜・スープなどばブッフェスタイルです。
メインは次の中からです。
- スクランブル/オムレツ
- アボカドトースト
- そば粉ガレット
- 温玉サバカレー
- 鶏飯(奄美の郷土料理)
そば粉のガレットはキノコたっぷり。
屋久島の名物・首折れサバを使ったカレー。
大きなホテルと比べるとブッフェは種類豊富というほどではないのですが、カンパチの刺身や生ハムのレベルは割と高くお代わりに行きたくなるレベルです。
パン屋ができそうなぐらい種類が豊富。ブーランジェが朝4時から屋久島の水と屋久島の酵母を使って作っているとのこと。カレーパン・エッグタルトなどもあります。
定番のサラダもあります。
シリアル系もありましたが、パンが美味しかったので全く手をつけませんでした。
人参スープ
ほうれん草をメインにしたジュースとオレンジジュースが選べます。季節によっては屋久島名物・タンカンのジュースも出るようです。
夕食
18:00~21:00 (L.O.)
フレンチを中心に、パスタやパエリアといったものも取り揃えています。前菜2品と主菜一品にデザートが基本スタイルで、1000円プラスで前菜一品、主菜を二品に。3000円プラスで主菜二品に変更可能。デザートはブッフェスタイルで色々と好きなものを選ぶ事ができます。日替わりメニューでいろんな魚が登場したりするので、必ずチェックしておきたいところです。
前菜の例
- 屋久鹿のロースト
- なかやま黒牛のカルパッチョ
- 首折れサバのカルパッチョ
- 本日のパスタ
主菜の例
- なかやま黒牛の赤ワイン煮込み
- 子羊のロースト
- イカとアサリのパエリア
- 鴨もも肉のコンフィ
- 屋久島鮮魚のブイヤベース
- 鮮魚のポワレ
サンカラでランチは食べられる?
基本的には宿泊者のみで、冬などの閑散期は島民の方を対象にランチをやったりはするそうです。カレーや牛丼、ハンバーガーなどがメインでお値段も2000円から3000円ほどで安くはありませんが、質も高めです。
- sankara究極の牛丼
- なかやま黒牛のハンバーガー 2420円
- なかやま黒牛ビーフカレー 2310円
- ピタパサンド
サンカラのウェルカムドリンク
ラウンジで梅入りのオリジナルドリンクをいただけます。車を運転しない人にはスパークリングワイン入りにすることも可能です。この梅は食べられるのでしっかりいただいておきましょう。この分厚いガラスは割れにくいように作られているので、乾杯でチーンとやっても大丈夫です。季節によってはゆずなど他のフルーツとスパークリングワインの組み合わせのものが出るようです。
サンカラのラウンジで飲めるもの
サンカラのラウンジは高級ホテルだけあってさまざまなドリンクが用意されています。ラウンジの時間が長く、客室からも近いので、こちらに良く伺いました。
- 生ビール
- 焼酎二種
- 屋久島の紅茶
- 屋久島緑茶
- ルイボスティー
- 水出しコーヒー
- ソフトドリンク各種(コーラ・トニックウォーター・グレープフルーツ・オレンジ・ジンジャーエール)
- オリーブとドライトマト
- ナッツ
- お茶菓子類
ギフトショップの奥にラウンジがあります。
屋久の島という焼酎はかめに入っていて雰囲気があります。少し高めですが上品な芋焼酎です。
屋久島を代表する焼酎「三岳」があります。
アルコールが飲めない人もさまざまなソフトドリンクがあります。トニックなどお酒との相性が良いものも。
お茶は屋久島の紅茶・屋久島の緑茶など三種類。
ビール党には嬉しい生ビールのサービス。
つまみはオリーブとドライトマト。そしてナッツ。
お茶菓子は一つひとつパウチに入っているタイプなので、少しパサついていますが、種類が多いのがとても良いです。名前はフランス語っぽい高尚な名前が一つずつつけられていました。
サンカラのカクテルタイム
17時からはカクテルタイムになりラウンジはお茶菓子の代わりにお酒が並び、カクテルを自身で作る事ができます。レストランに全ての客が入るまでという制限がありますが、早くからディナーを始めた人は食後もいただけるかもしれません。
洋酒は10種ほど。食前酒に使えるような軽いものを選んでいるようです。イタリア・フランスの珍しいお酒もあったので、試してみてはいかがでしょうか。
- Suze ピカソやダリが愛したフランス生まれのハーブリキュール
- Aperol カンパリを少し甘くしたようなイタリアのお酒で食前酒によく使われる
- Cinzano Bianco レモンやフレッシュハーブを使ったさっぱりとしたお酒
サンカラの敷地内で取れたハーブや果物を使ったオリジナルのお酒もありました。
- Garden Vodlka サンカラで取れた果物とハーブをウォッカに漬け込んだもの
- Yuzu cello レモンチェッロに柚を漬け込んだもの
- ほうじ茶焼酎 屋久島のほうじ茶を焼酎に漬け込み香りをうつしたもの
- Coffe Gin ジンにエチオピアのコーヒー豆を合わせたもの
ファイアーピット
17時からは薪に火をつけてもらえるサービスがあります。
イタリアのスパークリングワインRotari。ドライなのと甘めの二種があります。飲み放題の中ではかなり質が良いと思いました。
シャンパングラスではないのが残念ですが、風で落としても割れないグラスを使っています。