五島列島 おすすめのビーチ 上五島

世界遺産のある五島列島に行ってみたい。旅好きの人なら一度は思うのではないでしょうか。五島列島は南北に幅広い島なのでどこに主眼を置くか決めておかないとなかなか旅のプランが決められないのではないかと思います。この記事ではどこがおすすめの島なのか、どこにホテルを取れば良いかなどに主点を当てて解説していきます。この記事を参考にして、五島列島の旅を楽しんでみてください。

 

上五島と下五島はどっちがおすすめ?

個人的にはあまり大きな差はないように感じましたが、上五島の中心である中通島は、港の近くなどからアクセスしやすい美しいビーチがあり、エメラルドグリーンの綺麗な海が見られる場所もあちこちにあるので、どちらかといえば上五島がおすすめでしょうか。時間が限られている場合は福江を中心とした下五島もおすすめです。長崎や福岡から飛行機の直行便があるなど、都会からのアクセスがとても良いからです。

 

上五島

中通島の海 リアス式海岸
五島はこのようなリアス式海岸がとても美しいのが特徴。緑の海はなかなか珍しいと思います。

 

中通島の海 蛤浜
蛤浜は個人的には五島で一番好きな場所です。船のターミナルから徒歩圏内というのもとても良いと思います。

 

中通島と若松島からなる上五島はあまり観光地化が進んでおらず、ターミナルの近くでもありのままに残った自然や美しい海を楽しめます。中通島が中心地。下五島か上五島か悩んだら上五島にしておくのがおすすめ。車があれば29もの教会を好きなペースで巡ることができます。

車がない人でも観光の中心である頭ケ島天主堂(かしらがしま)や青砂ケ浦天主堂までは、電動自転車でも行ける距離なので、自転車で長い距離を走れる人は頑張ってみても良いと思います。また五島列島キリシタン物語というガイドツアーもあるので詳しい解説が聞きたい人は参加してみるのも良いでしょう。五島の教会は外見よりバックグランドを知るとものすごく面白いし価値があると感じられやすいので、ガイドをつけない人はネットで調べたり、本を買っていくと充実した時間を過ごせると思います。福江にも教会はありますが、世界遺産の構成要素になっているものはないので注意したいところです。

 

下五島

大瀬埼灯台
映画「悪人」のロケでも使われた大瀬埼灯台はハイライトの一つです。個人で行くと灯台の近くまで行く事ができます。
福江島の海
福江島の海は西の方が特に綺麗でした。福江港の方はそこまで綺麗な海ではなかったです。

 

福江島・奈留島・久賀島の三つからなる下五島。五島列島の中心地である福江は交通の便が良いので時間が限られている場合などにおすすめ。福江は上五島に比べると多少は観光地化されており、ターミナル近くに利便性の良いホテルがならんでいたり、島を巡る定期観光バスがほぼ毎日運行されたりしているので、あまり詳しく調べずにふらっときても五島列島の観光を少しは楽しめるのではないかと思います。(定期観光バスは早めの予約が必要。ただし催行決定されている場合は前日の電話などでも予約できます。)

白浜の美しいビーチ、高浜海水浴場は日本の渚百選にも選ばれているほどの実力で、五島列島の教会の模範ともなった堂崎天主堂は福江島で一番の見どころです。久賀島や奈留島は福江島からのツアーなどを使うと効率よく回れるので時間がない人は検討してみると良いでしょう。特に久賀島は島内での交通手段がなく、自分で自転車やバイクなどを持ち込むなどしないととても自力で観光するのが難しいためです。奈留島は自転車などでゆっくり回るのも良いと思います。

五島列島でおすすめの島のランキングは?

野崎島や小値賀島は厳密にいうと五島列島ではないのですが、地域的に五島列島の扱いになる場合が多いので、この記事でも五島列島の扱いとさせていただきます。

1位 野崎島 廃墟になった集落や風や鹿が作り出したサバンナがとても個性的。人口は野崎島自然学塾村の管理人一人だけという非常に面白い島

2位 中通島 透明度の高い海。車がある人には教会巡りが楽しい。高級ホテルがあり、ロマンチックな雰囲気が好きな人にも良い

3位 小値賀島 赤い砂浜と放牧された牛が特徴的なのんびりとした島

4位 福江島 高級ホテルがありカッブルや女性の一人旅にも。快適なアクセスで教会・灯台・海・グルメが楽しめる

5位 奈留島 のんびりとした島でサイクリング。ユーミンの「瞳を閉じて」が好きな人にもおすすめ

6位 嵯峨島 秘境好きな人におすすめ

7位 久我島 手付かずの原生林。キリスト教が弾圧された重い歴史を知りたい人におすすめ

それぞれの島の解説やみどころは個別の解説は最後にしていますので、最後まで見ていってください。

 

五島列島は車やバイクを借りなくても楽しい?

あった方が便利ですが、なくても基本はいけます。ただし教会巡りはツアーを使わないとかなり日程が必要になってしまうので、学生とか暇な人はいいのですが、社会人にはちょっとおすすめできないです。自力で教会に行く場合は一つに絞っても悪くはないと思います。複数の教会に行くと体力が結構必要になります。バスツアーはやらない時もあるので観光タクシーも視野に入れるとだいぶ巡りやすくなります。

福江島 定期観光バスがかなり便利。観光バスが運行されない日は観光タクシーがおすすめ。電動自転車なら港の付近の観光ができる。

中通島 五島列島キリシタン物語のツアーがかなり便利。ツアーが開催されない時は観光タクシーもおすすめ。電動自転車でも数箇所なら回れる。

奈留島 電動自転車がおすすめ。ほとんどが海岸沿いの平坦な道なのでママチャリでもOK。教会のみが目的なら2つの教会とキリシタン洞窟にいく福江島からのツアーもおすすめ。

野崎島 持ち込み不可で徒歩のみ。自転車でも行けるが展望台までは坂があるのに注意。徒歩で十分楽しめる。

小値賀島 電動自転車で島一周がかなり楽しい。

嵯峨野島 坂は多いが電動自転車で島一周が楽しい。

久賀島 徒歩で行くと時間的に船で帰れなくなるので注意。福江島から電動自転車の持ち込みが必要だが、坂は多いし電源が途中で切れるし時間は限られているしで、経験者以外、難易度は高め。車は途中で山道になるのでレンタルバイクを持ち込めるなら一番良いと思う。初心者は福江島からのツアーで教会に行くのがおすすめ。

一人旅におすすめな島は?

野崎島ゴジラの尻尾
野崎島では火山の爆発で、できた箇所を見る事ができます。ギザギザの部分はゴジラのしっぽなどと呼ばれます。

 

車を借りる人は福江島か中通島が広くてドライブのしがいがあっていいと思います。福江島は一周ドライブができるし、中通島は教会巡りができるので楽しいです。他の島は少し小さすぎてつまらないかもしれません。

借りない人はサイクリングができる島が良いと思います。個人的には野崎島(写真上)と小値賀島をめぐる旅が一押しですが、この二つは五島列島に特徴的なリアス式海岸、入江があまりないのが欠点ではあります。奈留島もサイクリングが楽しい島なのでイチオシです。

女性だったら高級ホテルに泊まってグルメを楽しみつつちょっとだけ観光みたいなのおすすめです。高級ホテルは福江島と中通島にあリます。後で詳しく紹介します。ホテルマルゲリータは特におすすめです。女性一人旅・二人旅が結構いました。

どの島に泊まるのがおすすめ?

典型的な五島列島の景色を見たい人や教会巡りを中心にしたい人は福江島か中通島に滞在すると良いと思います。安いホテルから高いホテルまであり、五島を代表するような観光スポットもあることからこの二つを中心にしたプランがおすすめです。

あまり島と島をつなぐ船が多くなく、時化があると船が動かなくなってしまいプランがぐちゃぐちゃになることから、五島列島を一気に巡る長旅をするより短い旅を2回ぐらいに分けて行くほうが安心できるのではないかと思います。

あまり観光客がいない場所が好きな人は野崎島や奈留島に泊まるといかにも離島といった感じがあって冒険心をくすぐられると思います。

 

五島列島でおすすめの島ランキング一位 野崎島

野崎島に似た島は日本ではなかなか見つからなので、旅好きな人には一度は訪れてほしい場所です。野崎島の集落跡は世界遺産の構成要件に入っており、強風や鹿が作り出した独特の風景、見所が豊富で海外のような雰囲気があります。

巨人の足のようにも見える荒涼とした大地。

おすすめの人

  • 限界集落など廃墟に興味のある人
  • 海外のような珍しい雰囲気のある島に行きたい人
  • 世界遺産巡りをしている人
  • 教会巡りをしたい人
  • 冒険心のある人
  • サバンナを見てみたい人
  • 学校に泊まってみたい人

注意点

五島列島 おすすめの島 段々畑

  • アクセスは小値賀島から平日2便、土日3便出る町営船「はまゆう」を使う
  • 島内には店がないので、食料や水などを持ち込む必要がある(ただし自販機はあり)
  • 宿泊施設は学校を改造した施設「野崎島自然学塾村」がある。自炊する必要がある
  • 宿泊の予約や教会の見学はおぢかアイランドツーリズムに連絡する必要がある(迅速に対応してくれるのでとても良いです)
  • ガイドなしで自由に散策できるエリアは限られている。24mの巨石「王位石(オエイシ)」や「舟森集落跡」などに行くにはガイドが必須。道が草に覆われ、猪が出ることもある。個人で行くと遭難する可能性があり危険とのこと
  • ガイドツアーは2人以上の参加が必要だが、料金を2倍払えば一人でも参加可能
  • 5-6月中旬頃は吸血性の虫「ヌカカ」が出て、噛まれるとかなりかゆい。長袖や防虫スプレーなどを使って対策する必要がある
  • 五島の島々とかなり雰囲気が異なっているため、いかにも五島列島にいきましたという感じにはならない

サバンナ

サバンナ。野生の鹿があちらこちらにいます。鹿が体を伸ばして届く範囲の植物は大部分が食べられてしまって、綺麗に刈り上げられたような草原が広がります。大きく成長できるのは鹿の嫌いな植物だけという独特の風景。多くの自治体では貴重な植物がなくなってしまうことから増えすぎた鹿を一定数駆除していますが、この島ではそのままにしているため、芽が出ても若い木はすぐに食べられてしまい、草原が広がる現象が起こっています。それが逆に魅力的な風景になっているように感じました。

 

旧野首教会

宿泊施設である学校の上には旧野首教会があります。2023.5月現在、一部崩れてしまっているため内部は立ち入り禁止ですが、外から見ることは可能です。7月から足場を組んで修理するため外見が悪くなるかもしれないとのこと。

 

モデルプラン 佐世保港〜小値賀島〜野崎島

1日目  佐世保港から朝一の船で小値賀港まで→小値賀港近くの寿司屋でランチ→はまゆうに乗って野崎島へ→野崎島で集落と教会を堪能。野崎自然学校泊

2日目 野崎島でサバンナや美しいビーチなどを観光→はまゆうで小値賀港へ→小値賀港で自転車を借りて観光→赤いビーチや牛のいる海岸を楽しむ→佐世保港へ

五島列島でおすすめの島ランキング二位 中通島

上五島の中心となっている島だけあって、長崎や佐世保からも直通の船があり、交通の便が良いこと、また有川港あたりは特に透明度の高い海が楽しめるのでとてもおすすめです。自然が豊かでありながらもちょっとしたおしゃれなスポットも見つけましたので紹介します。

はまぐりデッキ

蛤浜は上五島を代表する美しいスポット。この美しいビーチを見ながら食事ができるスポットがあります。元々は海の家なのですが、センスのある感じにまとめられていてとてもおしゃれに感じます。

ブンチャーはベトナムのつけ麺ですが、このお店では特産品の五島うどんを使ったブンチャーを楽しめます。沖縄にも負けない美しいビーチを見ながらのランチは最高。その他にもBBQやハンバーガーなどのメニューもあります。この店ではマリンアクティビティーも扱っていて、SUPは1時間1500円。レンタサイクルもでき一日3000円(電動)です。電動アシストがついている自転車なら頭ケ島教会にも行くことができるので挑戦してみては。

公式ホームページでメニューを見る

 

五島列島リゾートホテルマルゲリータ

修道院と船をイメージしたおしゃれなホテル。全室がオーシャンビューでバルコニー付きで癒しの空間そのものです。東と西に海が見られるという絶好の立地で、運が良ければホテルから朝日と夕陽を見ることもできます。五島の新鮮な食材を使ったイタリアンがすごくおすすめで、パティシェ出身のシェフの高い技術力も合わさって都会ではなかなか食べられないものが出てきますよ。カップルや一人旅の人にもおすすめのホテルです。姉妹ホテルが南の奈良尾にもあり、そちらもおしゃれなホテルになっています。

ウッドデッキからは五島灘の島々が見渡せます。観光で有名な頭ケ島も見えます。

船や修道院をテーマにした作りになっており、教会の多い五島の旅行のイメージにぴったりです。

五島牛や新鮮な魚など洗練された技術で調理してくれます。朝食に出るフレンチトーストはもはや別の次元でとてもおすすめです。グルメ目的の旅の人にも良いと思います。

中通島の南に奈良尾というところがありますが、そこにもマルゲリータの姉妹店「マルゲリータ奈良尾」があり、海側の部屋からは船の発着を眺めることができます。こちらもおすすめです。二つのマルゲリータを徹底比較しているので詳しくは下の記事を参考にしてみてください。
五島列島リゾートホテルマルゲリータ奈良尾 ロビー

頭ケ島天主堂

頭ケ島は中通島と橋でつながっており、陸路で行くことができます。数ある教会の中でもトップを争う人気といってもいいでしょう。西日本では珍しい石造りでしっかりした印象がありますが、中は女性的な柔らかさがあります。こちらの教会の見学は事前連絡が必要でインターネットの予約は2日前です。それ以降は電話で予約してみましょう。

青砂ヶ浦天主堂

青砂ヶ浦天主堂

頭ケ島天主堂の次に人気の教会。世界遺産の構成資産に入ってはいないものの、煉瓦造りが美しくステンドグラスも見ごたえがあります。夕方は夕陽が差し込み特に綺麗とのことです。

坂本龍馬ゆかりの広場

坂本龍馬がグラバーから買った練習船は、五島列島の沖で遭難し、弟のように可愛がっていた池内蔵太をはじめとして12名が死亡。龍馬はこの地を訪れて慰霊碑を建てました。坂本龍馬の像は有川港ターミナルにもあります。

 

かもめ亭

蛤浜や有川港からも徒歩圏内のお店。五島牛を使ったハンバーグやチキン南蛮が名物のお店です。東京で修行されたシェフの味は、離島にいると思えないほど洗練されています。中通島で一番美味しいとの声も。スタッフもとても親切で、クレジットカードでの支払いも可能です。

中通島 グルメ かもめ亭

観光地ではブランド牛を名乗っていても微妙な味も多いのですが、ここではしっかり高貴な味を堪能できます。

中通島 かもめ亭 デッキ

テラス席もあります。写真を撮ったのは雨の日だったのですが、それでもエメラルドグリーンの海を見ることができました。

Rettyでかもめ亭の詳細を見る

 

五島列島でおすすめの島ランキング三位 小値賀島

世界遺産の構成資産になっているものもなく、びっくりするほどの観光地もないのですが、2000人ぐらいの人口で田舎すぎず、かといって中通島や福江島のように車も多くないので、サイクリングなどでのんびりするのにとても良い島です。私の中で離島というと、この小値賀島と奈留島がイメージに近いです。昭和の頃から街並みが変わらず、せこせこしていなくて一人旅にもいいのではないかと思いました。海風を受けながら田畑の間を抜けていく場所が多く、また放牧されている牛にも癒されます。

小値賀島の風景

ちゅらさんの舞台になった小浜島になんとなく似ている感じがしました。(サトウキビはないですが。)

小値賀島の風景

小値賀島の風景

綺麗な海が見られる場所も結構あります。

 

小値賀島の風景 長崎鼻

長崎鼻では海+放牧された牛という珍しいショットが撮れます。柵の中に入っていくことができ、牛の近くによることができます。特別な思い出になると思います。牛は闘牛風ですが、至っておとなしかったです。(牛が逃げるので扉は必ず閉めましょう。)

小値賀島 赤い浜

小値賀島 赤い浜

赤い砂浜

先ほど出てきた小浜島については下記の記事で紹介しています。南国のサトウキビの間を海風を受けながらサイクリングする感じがとても似ています。

シュガーロードが地平線まで続いている素敵な写真が撮れるのが奄美大島の近く、喜界島です。こちらも離島好きにはとてもおすすめの島です。

 

五島列島でおすすめの島ランキング四位 福江島

五島の中でも最も栄えており、定期観光バスで観光地巡りも非常に快適です。旅慣れていない人はこの福江島にしておくととても便利だと思います。カップルでも楽しめる高級ホテルもたくさんあり、久賀島、奈留島、嵯峨島の拠点地とするのもいいでしょう。

大瀬埼灯台

高いところでは100 m の崖が連なるこの大瀬崎は、福江島の1番の見どころともいえます。定期観光バスでは、灯台まで行くことはできませんが、個人で行く場合には駐車場から歩いていくことも可能です。映画「悪人」のシーンでも使われています。

 

大瀬崎灯台

堂崎天主堂キリシタン資料館

高浜海水浴場

定期観光バスで行くことができる観光地の一つです。日本の渚百選に選ばれているだけあって、ビーチの美しさは目を見張るものがあります。福江のターミナルからは遠いので注意が必要です。

高浜海水浴場

GOTO TSUBAKI HOTEL

goto tsubaki hotel

ターミナルから歩いて数分ととても利便性の良い、コンパクトで、できたばかりのまだ新しいホテル。おすすめは港の見える側の部屋で、小さいながらもバルコニーを備えています。1Fは新鮮な五島の素材を生かしたイタリアンで、一度は食べていただきたい絶品の数々。カルパッチョなどは新鮮な魚を非常にいかした、都会ではまず味わえない味と言えるでしょう。楽天トラベルでは2021年にブロンズアワードを取っている優秀なホテルです。

カンパーナ ホテル

写真 楽天トラベルより

写真 楽天トラベルより

こちらも観光の拠点としてもとても良いホテルです。展望風呂があるのがこのホテルのウリで、また五島牛や五島うどんなど五島の食材をたっぷり使った夕食も好評です。少し施設は古いもののスタッフはベテラン揃いです。

楽天トラベルで詳細を見る

五島リトリート ray by 温故知新

写真 楽天トラベルより

写真 楽天トラベルより

先に紹介した二つのホテルよりお値段はしますが、インテリアやアメニティもさらにハイクオリティなホテルです。窓から見える海や自然が絵になるように計算されているデザインで、客室からやロビーからも美しい風景を堪能できます。すべての部屋がオーシャンビューで露天風呂付き。食事のレベルも高く、新鮮な魚や五島牛などが次々と出てきます。ターミナルからは少し距離があるので、観光の拠点というよりはまったりとお籠もりしたいホテルです。

五島列島でおすすめの島ランキング五位 奈留島

2000人ほどの人口があり、五島列島の中では福江島、中通島についで3番目に人のいる島です。こちらも徒歩では観光地を回るのは難しいので、港でレンタカーか電動自転車を借りてみると良いでしょう。ツアーでは世界遺産の構成要素になっている「江上天主堂」のみを回ることが多いようです。のんびりしたい人は奈留島の民宿に泊まってみるのも良いと思います。

江上天主堂

1918年に作られた古い教会ですが、木造ながら周囲の森にも守られ大切にされてきたのがよくわかります。お金がなかったため、ステンドグラスではなく花の絵が描かれています。湿気が多いため高床式になっているのも特徴の一つです。見学には予約が必要で月曜日は休み。徒歩で港から行くと2時間ぐらいかかりますが、自転車で行くとちょうど良い距離でしょう。

奈留島 江上天主堂

千畳敷

奈留島 千畳敷

奈留島出身の人が故郷を思い描く時の風景が、この千畳敷なのだそうです。奈留港から歩くと30分ぐらいかかります。

みかんや

奈留島の食堂で一番有名です。

奈留島 みかんや

奈留島 ちゃんぽん

写真の皿うどんと唐揚げちゃんぽんが特に人気で、地元の人もよく利用されるのだとか。

奈留水晶

奈留水晶

ハート型の珍しい水晶で、国内でも奈留島を含めて数箇所しか取れなのだそうです。採掘は禁止されています。こちらはターミナルで撮影したもの。

奥居旅館

ターミナルから10分ほど歩いたところにある旅館で、この内2部屋は港を眺めながら過ごすことができます。五島ではいろいろな場所で食事をとりましたが、魚に関していうと一番ここが美味しかったです。奈留漁協の生簀から買ったものとおっしゃっていました。奈留島は日帰りでも十分なので必ずしも泊まる必要はないのですが、魚を堪能したい人などにはおすすめできる旅館です。楽天トラベルで気軽に空室を検索できます。おすすめは2階の和室です。一階は広めの部屋で小さな庭がありました。

奥居旅館 港がみえる客室

全体的には昭和の感じのする旅館ですが、港を眺めながら過ごす時間はとても優雅です。この部屋からは夕陽が見えてとても綺麗でした。

奈留島 奥居旅館 港がみえる客室からの風景

奈留島の海はダークグリーンが多かったです。深みのある美しさ。写真は窓から見た海です。

奈留島 奥居旅館

一階の部屋は少し高めですが、ちょっとしたお庭がついています。港の景色は見ることができません。

奈留島 奥居旅館 食事 蟹

個人的な話ですがいつもはバイキングでまずい蟹しか食べていなかったので、久しぶりに美味しい蟹をいただき大満足でした。

奈留島 奥居旅館 食事 うなぎ

ウナギ。何処産か教えてもらえなかったのですが、かなり美味しかったです。関東のうなぎより味付けが薄いのですが、旨みがしっかりしていて養殖のような嫌な感じが全くありませんでした。

 

奈留島 奥居旅館 食事 舟盛

この艶々とした美しい色がわかるでしょうか。ピクピクとまだ動いていて申し訳ないと思いながらも、美味しくいただきました。ヒラス・カサゴ・甘エビ・キビナゴ・ウニなど高級魚もたっぷり出てきました。こんなに美味しいのなら伊勢海老も頼んでおけばよかったです。。ただし朝食は意外と普通でした。

楽天トラベルで奥居旅館の詳細を見る

世界遺産ガイダンスセンター

 

奈留島 世界遺産ガイダンスセンター

潜伏キリシタンの歴史を詳しく学ぶことができる綺麗な資料館で、月曜日が休みです。無料ですが最新の技術を使った内容で江上天主堂に行く前にいってみると良いでしょう。

ユーミンの歌碑

奈留島 ユーミンの歌碑

奈留高校の生徒から校歌を作ってほしいとの手紙を受けて作られたのが、ユーミンの「瞳を閉じて」。教科書にも採用されている曲なので、知っている人も多いのではないかと思います。直筆の歌詞が刻まれています。少しクセのある文字でした。この歌碑は校内にあり、学校の中に入る必要があるのですが先生や生徒から元気よくご挨拶いただきました。

五島列島でおすすめの島ランキング六位 嵯峨島

福江島の西に浮かぶ小さな島です。秘境百選に選ばれているだけあって、なかなかの雰囲気があり、観光客も少ないのでじっくり自然を楽しむことができます。車がない人は三井楽までバスで行き、そこから地域のコミュニティーバスのようなもので貝津港までいき、嵯峨島行きの船に乗ると良いでしょう。ただしコミュニティーバスや船も一日3本しかないので、帰ってこれるかスケジュールを確認した方が良いと思います。福江ターミナルの観光案内所で最新のスケジュールをもらうと良いと思います。

千畳敷

港から徒歩5分ぐらいで辿り着く風光明媚な場所です。火山の噴火物が幾つにも重なってできたものだそうで、見事がウェーブが見られます。奈留島にも千畳敷がありますが、こちらの方が火山のマグマを感じさせてダイナミックかつ芸術的だと思います。

嵯峨乃島 千畳敷

嵯峨島 千畳敷

アコウの木

港に程近いところにあるアコウの木。五島のあちこちアコウの大木が見られますが、嵯峨島にあるものは崖に張り付いている非常に珍しいものです。

嵯峨島 アコウの木

女岳の展望台

自転車で行くと標高133mまで登らないとダメなので結構上りがあって大変なのですが、その甲斐があって広々とした風景を堪能できます。男岳の方は草が生い茂っているので、おすすめではないと言われました。

嵯峨島 

五島列島でおすすめの島ランキング七位 久賀島(ひさかじま)

広く見どころが散らばっているため、徒歩で回るのはかなり困難です。港で3時間のレンタカーを借りるか、ツアーに参加するのがおすすめです。中には自転車を持ち込む人もいるようですが、坂が多いのでかなり難易度は高めです。バイクを持ち込んでいる人もいました。人口379人の島で、手付かずの原生林が残されているので、そういった雰囲気が好きな人にもおすすめです。椿も多いのだそうです。

浜脇教会

久賀島 浜脇教会

ターミナルの近くにある美しい教会です。

牢屋の窄殉教記念聖堂

20平米の牢獄に200人もの人が監禁され42人もの人が亡くなったという悲劇があった場所です。

旧五輪教会

木造では一番古い教会で、国の重要文化財に指定されています。唯一内部の写真を撮ることができる教会です。自力で行くには難易度が高く、ツアーなどで行くと良いと思います。元はターミナルの近くにある浜脇教会にあった木造教会を建て替えるときに五輪地区に移したものです。移された後も老朽化に伴って壊されることも考えられましたが、地域住民の努力により解体の危機を免れ、福江市に移譲されました。

旧五輪教会

旧五輪教会内部

アクセス

アクセスは福江の二つの港から出る航路のみで、久賀島から奈留島や上五島に行くルートはありません。