道東のおすすめ北海道グルメ4選 (阿寒 釧路 北見 知床)

LCCピーチが成田から釧路までいくようになって行きやすくなった道東。北海道はやはり新鮮素材が魅力的。海鮮だけでなく、野菜も非常においしく印象に残っています。道東に行ってきた際に見つけたおいしかったグルメ紹介をします。

アルカディア

観光客にもおすすめな北海道の新鮮素材を生かしたオホーツク・イタリアン

網走駅より徒歩一分。好立地にありながらも、それに甘えず北海道の新鮮な素材をつかった本格的なイタリアンをだす良店でした。

ミシュランにのっている有名居酒屋に行こうか迷っていたところ、駅前の電光掲示板にじゃらんのグルメ大賞を取ったの文字にひかれ、入ってみるとメニューには駅前の洋食屋と思えないほど手の込んだ料理が並んでいました。これは間違えなくおいしいだろうと思い5000円のグルメコースを頼んでみました。

① ボタンエビのマリネ

写真はうまく取れなかったのですが、今までに見たことのないような半透明で大理石というか貴金属というか美しい色にびっくりしました。本当に新鮮。メニューにはトマトのソースとかかれていましたが、バジルのソースもあり二種楽しめます。フルーツが添えられています。

②厚岸の牡蠣のチャウダー

厚岸の牡蠣は小ぶりながらも味わい深く、新鮮さを損なわない火入れです。貝柱も同様にいい味を出しています。

➂十勝牛のステーキ

部位を聞いたところサーロインとのこと。余分な脂身カットしているとのことで、サーイロンステーキにありがちな胃もたれみたいなのは感じず、うまみはしっかりと味わうことができます。バジルの他チリソースのようなものもあり最後まで味変を楽しむことができます。岩塩はわりとしっかりかけている様子。

 

④ウニとカニのリゾット

網走の生雲丹がリゾットの上に贅沢に載っています。網走の雲丹は少量しか取れずほとんど流通してないそうです。小粒だが甘みが強く、寿司屋で出てきそうなレベルの雲丹でした。あまりにもおいしかったのでリゾットと混ぜて食べるのを忘れ先にペロッと全部味わってしまいました。リゾット自体はおいしかったのですが、カニはいまいち味がわからなかったです。

厳選された新鮮素材が非常に魅力的でおそらく都内の有名店でもこのレベルは手が出ないであろうと思いました。アラカルトでもいいのですが、一品一品の海鮮の量はあまり多くないので、観光客であればコースで頼むと北海道に来たという感慨がわくのではないかと思います。下味がかなりしっかりついているのと、ソースがやや甘めなのは好みがわかれるかもしれません。海鮮丼に飽きた観光客で時間とお金が許せば是非グルメコースに挑戦してオホーツク・イタリアンを堪能してもらいたいと思います。

ニュー阿寒ホテル

手抜きなしの80品目そろったバイキングが魅力的なホテル。

阿寒湖バスターミナルから4分。カニ、刺身、ジンキスカンなど定番の北海道グルメだけでなく、炊き込みご飯、フレンチやイタリアン、中華、ステーキなどもあり、バイキングの割にはシェフの腕がよく、割ときちっとした料理が楽しめます。普段私はバイキングはいい加減な味で料理の質が低いので行きたくないのですが、ここでは選ぶのも大変でなんどもおかわりに行ってしまいました。もっと食べたいのにお腹いっぱいで途中で断念。シェフはおそらくフレンチかイタリアンをやっていた人と思われ、和食よりも魚介類の洋風アレンジしたものが特に美味しかったです。コロナ対策もばっちり。人が密集しないようにトングなどは使わず、小さな皿に小分けにされたのを各人が取るスタイルで、ビニールシートが上にひかれていました。グルメ以外にも素晴らしいのが、屋上にあるインフィニティープール。プールに仕切りがないため阿寒湖と一体化した感じが楽しめ、早朝は人も少なくプールに寝そべりながら静まり返った景色を見るのはとても素晴らしい体験です。わざわざこのホテルを楽しむために道東に来てもいいのではと思えるほどでした。日帰りでも楽しめるのでお勧めです。

 

シェルブルー

新鮮野菜のうまさが光る北見のご当地グルメ

北見駅より徒歩8分。オホーツク北見塩焼きそば発祥のレストランです。ホテル内のレストランですが、ビジネスホテルっぽい外観なのできちっとした格好でなくても、一人でも入りやすそうです。旅行者っぽい客が多く、多くの人が北見塩焼きそばを注文しているらしく、魔法の水(ホタテエキス入りのダシ汁)を使った塩焼きそばのシズル音があちこちで聞こえました。(尚ソムリエもいてイタリアンやステーキもだすちゃんとした洋食のレストランです。)

定番の塩焼きそばに加えて、北見のじゃがいもと玉ねぎが入っている冷製スープ、北見ヴィシソワーズも注文してみました。

①北見ヴィシソワーズ

ジャガイモの味がよく出ていて大地と青空を連想させるところがすごいです。オニオンフライも◎。ジャガイモは保存がきくので鮮度は関係ないと思っていたのですが、北海道で食べるヴィシソワーズは味が濃くて上品なフレンチというより大地の味という感じで実力派です。(350円)

②オホーツク北見塩焼きそば

鉄板の上に載せられて提供されているので、いつまでもアツアツを楽しめ、おこげも楽しめます。こちらも野菜がうまかったです。特にじゃがいもとアスパラ。塩だけが主な調味料なので素材の味がわかりやすいのがポイントですね。ただソース焼きそばみたいに全体に同じ調味料がかかっていないので麺との一体感やハーモニーがあまり感じられないのは欠点かもしれないですね。よくも悪くもうまい野菜の単体プレーが目立ちました。でも1000円で食べれるB級グルメとしてはなかなかのものだと思います。本州ではこのレベルの野菜は手に入りにくいので、再現が難しく北見に来る機会があれば一度は食べてもらいたいなと思いました。

ウトロ漁協婦人部食堂

ウトロで海鮮を食べたければここ。鮭の漬けがうまい

ウトロのバスターミナルから徒歩5分。鮭が遡上し始める季節なので、サーモンを食べねばと思い、観光船に乗った後この食堂に直行。1時過ぎてましたが7人ほどが列を作って待っていました。いくらと鮭のフレーク、鮭の漬けがのった三種丼(2200円)を注文。小ぶりのどんぶりに温かいご飯、そして上記の三種がのっています。鮭の漬けはやはりうまい。少し野性味があって、知床らしさを醸し出しています。ただ鮭のフレークはいまいちかな。あまり新鮮さを感じられないしうまみも少なかったです。鮭の漬けといくらの組み合わせがあったらベストでした。めんめ定食を頼もうとしていた人がいましたが、時価で4000円とのことでした。うには今年度はもう終了しているとのこと。他の港町の海鮮丼と比べるとやや小ぶりで割高な感じもありますがホテルで海鮮を思いっきり食べれない人にはおすすめですね。知床は観光地なので若干物価が高いかなという印象があり、スーパーで売っている鮭、マスですら割と高めで、鮭の産地なのでもう少し安めだと個人的にはもっと楽しめたかなという感じでした。