[初めての近江牛]なぜ滋賀に行ったら近江牛を食べたほうがよいのか

 

近江牛。聞いたことはあるが食べたことがない。

滋賀に行く機会がありどうせなら近江牛を食べたいと思ってネットで調べているうちに以下のようなことがわかりました。

近江牛は400年の歴史をもち、神戸牛、松阪牛と並んで三大和牛の一つである。神戸牛や松阪牛は行政による過大なPRがされたために広く知られるようになりブランド化したが、近江牛はPRに力をいれなかったためにそれほど知名度高くない。しかしながらこの三つは但馬牛という同じ素牛を使っておりどこで育ったかという違いしかない。ブランド力はそれほどないが、質は大変高いためプロの調理人がこぞって利用する。

私はこの話を聞いて、ブランド料にたくさんとられている神戸牛、松阪牛よりも近江牛のほうが安くて質のいいのが食べられるに違いないと思い食べ歩きをすることにしました。

なお私がサーロイン(ステーキ用)100g当たりの金額をネットで調べたところ

近江牛 1000円~3000円

神戸牛4500円~6000円

松阪牛3000円~7000円となっており、もちろん品質まではわかりませんが

ブランド料が原因だとしたら同等のものが半額ぐらいで食べられる可能性はあります。

何店舗か食べ歩いたのですが、記事に書けるぐらいよかったのはやはり近江牛の専門店でした。

 

ティファニー(づくし会席)

名前からして高級なイメージがしますが、近江八幡駅の近くにあるレンガ作りのカジュアルな雰囲気のする近江牛専門店。ハンバーグからステーキ、しゃぶしゃぶ、すきやきまで扱うオールラウンダー。1Fは精肉店を営んでおり質の高い近江牛が食べられそうです。

https://www.oumigyuu.jp/tiffany/

今回選んだコースは「づくし会席」¥11,000。フィレ肉の洗いとローストビーフからはじまり、400年の伝統がある近江牛の味噌漬け、牛トロずしのあぶり、テールスープ、ショルダーナックルの煮込み、口直しを挟んでフィレステーキになります。全体的にレベルは高かったのですが、特によかったのが寿司ですね。あぶりといいながらほぼ生に近く、とろける舌触りに熟成された肉の複雑なうまみが加わり本家本元の魚の寿司を超えるのではないかと感じられたほどです。これとショルダーナックルの煮込みはミシュランの星付きレストランでも出てきそうなレベルの味わいでした。前半がよすぎて期待しすぎたせいか、ラストのフィレのステーキのうまみが少なく残念に感じましたが、霜降り牛にありがちなしつこさがなかったのでコースとしては○でした。東京都内で食べたら1万5000~2万円ほどはしそうな内容で個人的には大満足でした。

写真は激うまだった寿司です。一回は食べてほしいです。

せんなり亭 心華房 (上ロースステーキランチ)

彦根城近くにある80年近く続く老舗の支店で鉄板焼きのお店。店内は高級バーのような大人の雰囲気がある。ホームページによると昭和天皇が彦根に来られた際に近江牛を献上されたとか。未経産(子供を産んでいない)のメス牛のみを使用している等のこだわりがある。メス牛は肉がしっとりとしていてオス牛との違いが明らかにわかるとシェフがおっしゃっていました。

今回頼んだのは上ロースステーキランチ(5478円)これにとろ握り二貫(1078円)をアラカルトで注文しました。上ロースということで等級の指定はなかったのですが、A5ランクの牛を使っていただきました。霜降りが本当に美しい。ハムサラダやスープをいただきながらシェフの手捌きを鑑賞。

写真右がA5ランクのロース。右は赤身。

上ロースのお肉は焼きたての一口目は何もつけずにと勧められ、そのまま食べてみると、脂の甘みと肉の柔らかさがじゅわりと広がり至福のひととき。お肉は100gと多くはなかったのですが、ロースは脂がのっているので満腹感もありちょうどいい感じでした。寿司はティファニーで食べたほどの感動はありませんでしたが、ここのステーキはうまみ、香り、触感の点でティファニーより確実に上でした。

同じ近江牛でも店によって調理方法や熟成の仕方が全く異なるため、近江牛だから必ずうまいというより、それぞれの店の創意工夫でそのうまさがひきたてられるのだと痛感しました。

 

 

 

まとめ

 

  • はじめての近江牛はやはり老舗で食べたい。ちょっとだけ近江牛を扱う店より質がとても良い。ランチ5000円程度ディナー10000円程度でもよいのが食べられる。
  • 東京には有名な近江牛のすき焼き、しゃぶしゃぶの店(米久)があるので、滋賀に行ったらステーキや寿司などがおすすめ。できるだけ生に近い状態のほうが近江牛らしさを味わえる。(体調が悪いと食中毒の可能性もあり)
  • 近江牛は脂が特徴的なので、部位は脂の多いサーロインやロースがよいが、しつこいと感じたり胃がもたれたりすることもあるので、脂が苦手な人はフィレやイチボを選択する。
  • 滋賀にいったらなぜ近江牛を食べたほうがよいかというと、神戸牛や松阪牛に比べ格安で日本最高クラスの牛肉が食べられるから。交通費がかかってしまうと意味がないので観光と結びつけて行ってもらえればと思います。
  • 周辺の観光地は彦根城(ひこにゃんと撮影可)、琵琶湖クルーズ、竹生島、八幡堀(時代劇や最近だと映画「るろうに剣心」のロケ地で使用されている)